【手話法語 知足】
今月紹介する言葉は知足(ちそく)です。
これは、「今あるもので十分だと気づく心」という意味です。
例えば、子供がおもちゃが1つしかないと言うのではなく、1つのおもちゃで楽しく遊ぶことが出来る。これも知足といえます。
この教えに気づくと、毎日の生活の幸せに気づくことが出来ます。
人は欲があるからこそ、勉強が進んだり、便利なものが生まれたり、社会が発展してきました。欲を持つことは悪いことではありません。
でも、欲に忠実に生きると、わがままになってしまい、本当の幸せが何か分からなくなってしまいます。
知足の教えは、車の運転と同じで、もっと上をめざす気持ちが、アクセル。もう十分だと感じる心がブレーキに例えられます。両方のバランスをとることが必要なのです。
また自分の為ではなく、人の為に尽くしたいという欲、「大欲」を持てたら素晴らしいと思います。
自分自身を観察してみて、丁度良い欲を持ちながら毎日をお過ごしください。
「施餓鬼法要」のお知らせ
施餓鬼法要の季節となりました。施餓鬼は有縁無縁のすべての魂を供養し、その功徳を各家のご先祖さまへと回し向ける(回向)意味があります。全ての精霊の総供養となるので、仙蔵寺において最も大切な法要です。
また本年の法話は、前住職の青龍寺弘範師にお話いただきます。
この貴重な機会に是非ご参列いただき、心落ち着くひと時をお過ごしいただければ幸いです。 合掌
記
○日時 令和7年9月24日(水)
11時30分 集合、昼食
12時30分 法話、休憩
13時30分 施餓鬼法要
14時10分頃 終了予定
○供養料 ¥5,000
※参加の方、不参加の方も供養料は同じです。
※回向料、塔婆1体、参加の場合は弁当1つ含む。
※2体目以降の塔婆については¥3,000で承ります。
◯申込方法
郵便振替をもって申込みとします。もしくは直接仙蔵寺までお持ちください。
※申込締切 9月19日(金)まで。塔婆浄書の為、お早めにお申し込みください。
※年に1度のご先祖様の総供養です。皆様のお申し込みをお願いしております。
◯その他
※お弁当の追加は1人1,000円で承っております。
※ご不明な点はお問い合せください。
【万灯会Youtube】
【手話法語 不便益】
「不便益」という言葉をご存知ですか?意味は楽なことではないけれども、そこから得られる楽しさであったり利益のことを不便益と言います。
例えば一生懸命登った山の山頂からの眺めは素晴らしい感動があります。
もしエレベーターで登った場合ですと、それ程の感動を味わえないかも知れません。
お寺で毎月写経会をやっておりますが、これも簡単なことでありません。
でもそこから得られるお経の功徳であったり、自分自身と向き合い心を落ち着けることは貴重です。
苦労すれば良いということではありませんが、皆様も普段の生活の中で大変だなと思っていることを見方を変えることによって、実は自分たちにとって大きな利益をもたらす「不便益」と言えることがあるかもしれません。
ご自身の生活を振り返ってみてください。
7月法語「実修実証 入りて学び出でて行う」
先日高尾山にて峰中修行を行いました。
その時に高尾山のご貫首様からいただいた言葉が、こちらの実修実証(入りて学び、出でて行う)でございます。
修行によって得た経験を周りの人に活かしていくという意味です。
自分の為だけではなく、人のために還元していくことが大切なのだと教えていただきました。
皆様にとって「修行」という言葉は、難しい遠い世界のものに感じるかもしれません。
けれども、日々の中で得た学びや経験を家族や友人と分かち合い、周囲にあたたかな影響を与えていくこと―それもまた、立派な修行ではないでしょうか。
私自身自分にできることを見つめ直し、日々を丁寧に生きてまいりたいと思いました。





